「外壁塗装の工事ってどんな流れで行われるの?」
「工事を依頼したいけれど何からやればいいのかがわからない」
普段経験することがない外壁塗装に、こんな風に思っている方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、外壁塗装の工事をどのように依頼するのか、どのような流れで工事が行われるのかご紹介します。
手順がさっぱりわからないという人でも、記事を読めばスムーズに手続きを進められるようになるでしょう。
まずは、外壁塗装業者へ見積もりを依頼する
最初に行うのは、外壁塗装業者への見積依頼です。
外壁塗装の工事は業者によって価格に大きな差があるため、下手な業者に依頼してしまうと後悔することになります。
工事業者の選びかた
外壁塗装工事をする際に、優良業者を選ぶ方法としては「相見積もり」があります。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ることです。
1社だけに見積もりを依頼すると、提示された価格が適正なのかどうかが判別できません。
無駄な費用を抑えて、悪徳業者に引っかからないためには、2社~4社程度の業者から見積もりを取り、費用や工事内容を比較することが非常に重要です。
見積書のチェックポイント
10年に一度くらいしかない工事ですから、見積書の細かい項目までちゃんと理解できる方はほとんどいないのではないでしょうか。
だからといって、単純に価格だけで比較してしまうと業者が手抜き工事をする恐れがあります。
見積書から優良業者を見抜く目安としては、内容に「具体性」があるかどうかです。
例えば、塗装面積の項目で数量が、㎡単位ではなく一式などと書かれていたら要注意。
塗装面積の数量は、業者の利益を決定する上で重要な項目ですので、いい加減に決めることありません。塗装面積を一式と書いている業者を選んでしまうと後悔してしまうかもしれません。
見積書に記載された項目が多いほど、細かく調べてくれているということなので、優良業者だと判断できます。3つや4つの項目しか書いていない業者があったら避けた方が良いでしょう。
工事の保証やアフターケアの有無も確認
保証やアフターケアについても、確認しておくことが重要です。
業者によっては3年保証といった保証があり、一定期間に問題が起こったら修繕してくれます。(外壁塗装をして1年後に塗装がボロボロと剥がれてきたら、無料で対応してくれる。等)
保証内容を明確に打ち出していない業者もいますので、工事後の問題や不具合に対応してくれるかどうかは、見積もり時に必ず確認しておきましょう。
外壁塗装工事の流れと注意点
相見積もりを行って業者を選んだら、次は工事です。工事中にも気にかけておきたい注意点がいくつかあります。
また、工事期間の日数がどれ位かかるかを把握しておくと、予定が組みやすくなります。
外壁塗装の工事日数はおよそ2~3週間
外壁塗装工事にかかる一般的な工事日数は、順調にいけば2~3週間程度です。
最短であれば、10日ほどで終わることもあります。
一方で、天候不良などで工事が困難な状況が続くと、完了までに1ヶ月以上かかる場合もあります。
外壁塗装工事は塗料の乾燥が必要ですので、雨の日に実施することは望ましくありません。そのため、梅雨や台風の時期は、工期が延びる可能性が高くなります。
外壁工事中は近所へのマナーに配慮する
また、外壁塗装工事中に気をつけたいのが、近所への配慮です。
工事中は騒音が発生することもあるため、工事を始める前に近隣の住宅には挨拶をしておきましょう。
塗装業者が挨拶に行ってくれることも多いですが、工事を依頼した家主が挨拶に行かないと不満を持つ方もいます。ご近所付き合いを悪化させたくないのであれば、事前の挨拶は必須と考えておいてください。
塗装職人さんにお茶出しは必要なのか
工事中、職人さんへのお茶出しをするかどうか迷うことがあると思いますが、業者によっては、お茶出しをお断りしている場合があります。
特に何も言われないのであれば、基本的にはお茶出しをしておいた方が良いでしょう。
ただし、お茶出しをすると品質が上がるというわけではありません。職人さんのやる気が上がって品質が向上する可能性はありますが、基本的には作業してくれる人へのお礼程度に考えておきましょう。
特に必要ないと考えるのであれば、お茶出しはしなくても構いません。
外壁塗装工事が終わってからのチェックポイント
工事が終わったら、塗装した場所に問題がないかを必ずチェックして、気になる点があれば業者に確認します。
外壁塗装工事の仕上がりでチェックしたいポイントは、3つあります。
塗り損じが無いか
見えにくい場所や塗装がしにくい場所など、塗られていない箇所がないかをチェックします。
凹凸の多い外壁などは、下から見たら問題ないけれど、上から見た時に塗られていない部分があるということは珍しくありません。
塗ってはいけない場所を塗っていないか
エアコンのカバーなど、塗る予定がなかった場所が塗装されていないかも確認しましょう。
他にも、塗料が塀や車に飛散していないか等、外壁から少し離れた場所もチェックしてください。
物が破損していないか
工事作業によって、壊されたものがないかも確認しましょう。
庭に置いていた植木鉢や、外壁に取り付けられている器具などが破損することは充分にありえます。
まとめ:外壁塗装工事は”見積もり”が最も肝心
外壁塗装工事のほとんどを決めるのが、見積もり時のタイミングです。
見積もりの時点で優良業者を選ぶことができれば、工事中や工事後のトラブルはほとんど起こりません。
逆に、価格が安いからという理由だけで業者を決めてしまうと、工事後にはトラブルが頻発するかもしれません。
相見積もりを取得して、項目が具体的に記載されているかを確認し、悪質な業者に依頼しないように注意しましょう。