外壁塗装に最適な時期は、春と秋ですが…

外壁塗装に最適な時期をご存知ですか?

「そろそろ外壁塗装を」と思っていても、実際にいつ頃やっていいのか、はじめての方にはよくわからないこところでしょう。

今回は一戸建ての外壁塗装に最適な時期についてわかりやすくご紹介します。

外壁塗装に適した時期と、適さない時期

一般的にそろそろ外壁塗装のタイミングだと思う時期は、新築後10年経った頃や、外壁に何らかの症状が出てきたころではないでしょうか。

しかし外壁塗装は、塗装業者に依頼さえすれば満足が得られるような高品質な外壁塗装ができるとは限りません。

高品質な外壁塗装を実現するには、塗装業者の技能最適な塗料、そして外壁塗装に適した時期3つの条件がそろった時に高品質な外壁塗装が実現します。

そして3つの条件の中でも人の力ではどうすることもできないのが、気温や湿度や天気などの自然環境です。

外壁塗装に適した温度・湿度、天気、最安の時期、ベストシーズンについて詳しく書いていきます。

外壁塗装に最も適した温度は、23℃前後

外壁塗装に適した温度があることはご存知でしょうか。

イメージ的には温度が高ければ高いほど外壁塗装に適していると思われますが、外壁塗装にも最適な温度というものが存在します。

外壁塗装は、塗装後にできれば23℃前後の気温で、最低3〜4時間ほど乾燥させる時間が必要です。

もし最適な気温で乾燥させる時間が確保できないと、塗装後に様々な原因から塗装の劣化が始まります。

外壁塗装に使われる塗料は、一般的に推奨されている気温は最大で5〜35℃の間といわれています。

つまり、暑い地域や寒い地域では外壁塗装が可能な時期が限られてしまう、ということです。

5℃以下になると乾燥が進まず、結果塗膜が形成されないということに繋がります。また逆に35℃以上になると塗膜に1~3mmほどの気泡がつぶれたような小さな穴が無数に形成されるおそれがあります。

温度が高過ぎても低すぎても、結果的には塗装後の外壁塗装に早期の劣化を招きます。外壁塗装を施工される場合には推奨気温範囲である5〜35℃以内でのご使用をおすすめします。

外壁塗装の施工に適した湿度は、湿度85%以下

外壁塗装には適した温度だけではなく適した湿度も存在します。

一つ目の理由は、

塗装後すぐの塗膜は湿度が高くなり過ぎると、乾燥できずに硬化しにくいという性質が問題になってきます。

塗膜は乾燥して硬化することで外壁の保護や美観を高めてくれます。ところが、湿度が高過ぎると乾燥しにくく、いつまで経っても中々固まってくれません。

すると硬化が出来ない塗装面には、ホコリやゴミや水滴が付着するおそれが高まってきます。やがて塗膜が固まった時には、ホコリやゴミや水滴を含んだまま硬化してしまうこともありえます。

当然ホコリやゴミや水滴を含んだまま硬化すると、外壁塗装はそこからいち早く劣化が発生してきます。これらの理由から塗装後の塗膜の硬化を遅らせる、湿度が高すぎる時は外壁塗装の施工には適しない時期といえます。

またもう一つの理由は、

湿度が高過ぎると「かぶり」という現象を起こしてしまうおそれがあることです。実は塗膜が硬化する時には乾燥だけではなく「熱エネルギー」が必要になります。

塗装後の塗膜は硬化するために周囲の空気から熱を吸収しますが、その時に湿度が高過ぎると空気中の水蒸気が冷やされることで液化してしまいます。すると液化した水蒸気は「結露」を起こします。

硬化前の塗膜に結露が発生すると、硬化後には「にじんだ」ような仕上がりになります。この現象のことを「かぶり」といいます。硬化後に「にじんだ」ような「かぶり」という現象が起こることから、湿度が高過ぎる時は外壁塗装の施工に適しない時期といえます。

一般的には外壁塗装を施工する時には、上記の理由で湿度が85%以上は適さないといわれています。

外壁塗装の施工時には、湿度85%以下での施工をおすすめします。

外壁塗装の施工に適した天気は「適度に晴れて湿度が低い」時

逆に、外壁塗装に適さない天気は、雨が降っていたり、風が強すぎたり、猛暑日などで日差しが強すぎたり、雪が降っていたり、外壁面に霜が降りている天気の時などです。

外壁塗装は「雨の日」は適していません。

雨が降ると乾燥を妨げたり、塗装を雨で流してしまったり、また雨を含んだ状態で塗膜が固まってしまうからです。

外壁塗装は「台風などが原因の強風の時」も適していません。

強風の時は足場が倒壊したり、塗装中にゴミやホコリが塗膜に付いたり、飛散物が接触するかもしれないからです。

外壁塗装は「猛暑日や日差しが強い天気の時」も適していません。

あまりにも日差しが強すぎると塗装の表面がすぐに乾いてしまって、塗装面に気泡が入りピンホールの原因になるからです。

外壁塗装は「雪が降っている天気の時」も適していません。

雪の存在で物理的に作業ができないということもありますが、雪が原因で気温が下がるので塗膜が乾燥してくれないからです。

外壁塗装は「外壁面に霜が降りている天気の時」も適していません。

その理由は霜で塗装面が湿っているので施工が出来ないからです。この場合霜が乾くまでの時間は塗装はできません。

外壁塗装が最安になる時期は、一般的には「梅雨」

梅雨の時期は、雨が多く作業が中断しやすく、また雨の影響でせっかく塗った塗装が流れやすいなど、1年の中でも最も外壁塗装に適していない時期です。

しかし、塗装業者からすればお客さんが圧倒的に少ない時期でもあるため、塗装業者と安値で交渉でき、最も安い値段で施工してもらえる可能性も高くなります。

外壁塗装のベストシーズンは春と秋。ですが…

外壁塗装のベストシーズンは多くの塗装業者の意見としては「春」と「秋」というのが最も多いといわれています。

その理由は「春」と「秋」は比較的雨が少なく、湿度が高くなく、気温も安定しており、寒暖差が小さいなどの理由があげられます。

ただし、塗装業者選びは「春」と「秋」はやらない方が無難です。

その理由は、「春」と「秋」は優良塗装業者はスケジュールがいっぱいに埋まっていると考えられるからです。仮にこの時期に上手く塗装業者を確保しても、逆に塗装時期が「夏」と「冬」にずれ込むことも大いに予想されます。

もしもこれから外壁塗装を施工する予定があれば、塗装業者選びは「夏」と「冬」の間に行ってみてください。

この時期であれば、優良な塗装業者の次の「春」と「秋」のスケジュールがいち早く確保しやすくなるからです。

外壁塗装の季節ごとのメリットとデメリット

外壁塗装に最適な季節もあれば、逆に向かない季節もあります。ただしどちらの季節にもメリット、デメリットがあります。

こちらでは外壁塗装の各季節ごとのメリット、デメリットをまとめました。

「春」に行う外壁塗装のメリット・デメリット

◇メリット

  • 気温がほどよく、湿度も高くなく、塗装面が早く乾燥しやすい
  • 塗装工事中に窓を閉め切っていても、さほど息苦しさを感じないで済む
  • 天気がある程度安定している日が多いので、作業の進捗が予定通りにはかどりやすい

◆デメリット

  • 春先が土用と重なるので荒天になるおそれがある
  • 春の嵐や黄砂が舞いやすい季節なので、塗面にゴミやホコリが付着することも考えられる
  • 春は塗装業者の予約自体がとりにくく、工事代金が上がることも予想される

「梅雨」に行う外壁塗装のメリット・デメリット

◇メリット

  • 塗装業者のスケジュールが空いていることが予想されるので、優先して施工してもらえる
  • 外壁塗装を依頼するお客さんが少ない時期なので、他の季節よりも料金を安く交渉しやすい
  • 雨の日を避け工期さえ長く確保できれば塗装工事自体はできる(雨が多くても硬化剤を使うことで乾燥の時間を短縮できる)

◆デメリット

  • 雨によってせっかく塗った塗料が流れてしまうおそれがある
  • 塗膜に湿気が含まれ、硬化してからの劣化が早まりやすい
  • 雨が続き過ぎると工事がいつ完了するのかが予想がつかない

「夏」に行う外壁塗装のメリット・デメリット

◇メリット

  • 日照時間が長いため、施工時間が長くとれる
  • 乾燥が速いため、次の工程に早くすすめる
  • 夏場はお客さんからの人気がないことから塗装業者との値引き交渉がしやすい

◆デメリット

  • 猛暑日が続くと職人が施工中に熱中症にかかるおそれがある
  • 夏場は夕立が発生しやすく、塗装面を流してしまうおそれがある
  • 施工期間中であってもお盆休みにかかると、施工が途中で止まったままになるおそれがある

「秋」に行う外壁塗装のメリット・デメリット

◇メリット

  • 秋は季節を通して湿度が低く、乾燥しやすいので工程がすすみやすい
  • 「秋晴れ」といわれるくらいに晴天の日が続きやすい
  • 日中に窓を閉め切っていても過ごしやすい季節

◆デメリット

  • 繁忙期のため、現場が多い塗装業者は職人の確保がままならずに工期に支障がでるおそれがある
  • 初秋の頃には「秋霖(しゅうりん)」と呼ばれる長雨にみまわれることがある
  • 台風と重なると、工期の延びが予想される

「冬」に行う外壁塗装のメリット・デメリット

◇メリット

  • 空気が乾燥しているので塗膜の乾燥が速く、次の工程に早くすすめる
  • 比較的雨が少ない季節なので、施工がはかどる
  • 塗装業者が秋に大方の仕事を終わらせてしまい、閑散期のため値引きの交渉がしやすくなる

◆デメリット

  • 気温が5℃を下回る日には施工ができない(寒い地域では施工がほぼできない)
  • 雪が降ると職人が足場や高所での施工に安全が確保できなくなるために施工が止まることが考えられる
  • 屋根や外壁に霜が降りると乾燥するまで塗装が出来ない

外壁塗装の最適な時期 まとめ

季節によって、一般的に外壁塗装に適さない季節も確かに存在します。

しかし優良な塗装業者の中には、雨の多い梅雨の時期や、雪の降る寒い冬でも、注意点さえ押さえていれば、どの季節も塗装工事の難易度はそれほど大差はないという意見もあります。

外壁塗装の施工には季節選びも確かに大切ですが、天候の変化に柔軟に対応できる業者選びこそが実は最も大切なのです。

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